不自然な加工はいたしません。

 今、もとの写真の肌の状態や目鼻の大きさ、ときには骨格の形まで加工した写真を「自分の写真」として、インターネット上で投稿したり、使用したりすることが若い人の間では当たりまえになっています。自動的に目を大きくしたり、肌の色を一律に白くする技術が進んできています。

 これから先の時代は、アプリケーションで加工された写真を遺影に使われる方も増えてくるのでしょうか?
 無理に若さを強調した遺影写真は、かえって悲しい印象を見た人に与えることもあるのではないかとわたしは考えています。

 ご自分のシワいっぱいの笑顔を美しいと感じるご家族や、年齢を重ねた笑顔。ご覧になったお客様がまたまた笑顔になる瞬間、わたしも幸せだなあと感じます。遺影カメラマン冥利に尽きます。

遺影写真 素顔館 遺影撮影